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別荘に需要はあるのか?

今の時代に別荘を持つのは、贅沢なことだと思いますが、実際に別荘を欲しいという人は、全くいないというわけではないと思います。

しかし、昔に比べて、その需要は、一番多かった時の、十分の一以下だというのが現実でしょう。

ただ、その分、今別荘を欲しいという人は、こだわりを持つ人が多いので、そのこだわりに応えられるようなものを作る必要があります。

それは、昔のように、別荘を作れば売れる時代(バブルのころです)には、売り手側が自分達の売りたいものを作れば良かったのですが、今は、欲しい人の細かいニーズに応えられなければならない時代だということです。

どんな人が別荘を欲しいのか?

まず、考えられるのは、仕事を引退して、のんびり田舎暮らししたいという人です。

こういう人達は、別荘を持つということ以上に、自然の中で、のんびりと田舎暮らしをしてみたいということのほうが大きいと思われるので、別荘の他に畑仕事やガーデニングができるような環境があれば、なおさらいいと思われます。

そして、日本は、超高齢化社会を迎えていることあり、健康的に田舎暮らしをしたいという人が、少しずつ別荘に注目しているような気がします。

若い人には需要がないのか?

若い人の中にも田舎暮らしに憧れて、別荘を持ちたいという人はいると思います。

ただ、実際のところ、そういう希望を持っていたとしても、収入を考えると、難しいと考える人は多いと思います。

しかし、それは、友達と何人かでシェアするという考え方なら、その問題も解決できないことではありません。

都会では、シェアハウスというのが、流行っているように、若者の間では、シェアをすることに対しての抵抗感は少なくなっていると思われます。

それを、別荘でも同じように、シェアするという考え方に当てはめれば、若い人でも別荘を持つことは可能だと思われます。

それは、建物の中にある一つの部屋を別に買うという考え方もできるし、別荘を毎日使うわけではないので、別々の日に利用するというのでもいいと思います。

考え方としては、一つの別荘を使う権利を、複数の人で持つというものです。

実際に別荘はどれくらいの価格なのか?

今ある中古の別荘物件を見てみると、その場所にもよりますが、価格はピンキリで、幅広いものがあります。

場所と建物にこだわりを持たなければ、車一台買うくらいの金額でも、買えるような物件もあるにはありますが、そういう物件は、その価格以上のものではないというのが現実です。

それは、作りを見ればすぐにわかるもので、建物としてのクオリティが低いということです。

ただ、全てのものが悪いわけというわけではなく、いい物件は中古市場にも、多く存在しています。

実際の価格は、中古物件で、安いものは300万円くらいから、2500万円くらいまでの間です。

新たに作りたいと思えば、建物だけなら、1000万円くらいから作れます。

できるだけこだわりを持ちましょう

別荘を作るとなると、それは場所にもよると思いますが、不動産としての資産価値は、ほとんどなくなると思われます。

それは、全てがそうだと思いませんが、別荘の市場規模を考えると、売ろうと思った時には、買い手市場になっているので、よほどいいものでない限り、価値はなくなると思ったほうがいいと思います。

ただ、だからといって、それに価値がないというわけではなく、それを欲しいと思う人にとっては、使っている限りは価値があると言えるでしょう。

それには、なるべくこだわりを持って、自分の本当に作りたいものを作るというのが大切です。

それは、自分のこだわりを詳しく伝えて、その希望通りのものを作ってくれるような業者を探すのが重要だということです。

そうでなければ、別荘を持つ意味はあまりなく、売りたいと思った時に、その価値もないので、作る時に良く考える必要があります。

 どんなライフスタイルを志向しているのか考えましょう

結局のところ、別荘には、自分のライフスタイルにあったものを作るというのが大切です。

ステータスのために、別荘を欲しいという人は、今の時代にはいないと思いますが、健康的な生活のために別荘を持ちたいと人は多いと思います。

それは、自給自足の生活に憧れているという人もいれば、のんびり静かな環境で生活したいという人もいると思います。

ただ、どちらにせよ、肉体的にも精神的にも休まるような場所が欲しいというのが一番の動機でしょう。

別荘を贅沢と考えるのではなく、健康的なライフスタイルのためと考えると、今の時代には、再び別荘というものの価値は見直されてくるような気がします。