最近、リモートワークの浸透により、場所を選ばずに仕事をする人が増えていますが、どこでも、仕事ができるので、都会から、離れて生活する人も増えているようです。
「人に会いに行く」ワーケーションで仕事の幅を広げる
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都市での生活は、色々な刺激があったり、便利な反面、生活コストが高かったり、ストレスが多かったりというデメリットがあります。
一人で自律的に仕事をできる人にとっては、オフィスで他の人と一緒に仕事をするよりは、自分が働きやすい環境で、仕事をしたほうが生産性も上がり、メリットのほうが大きいと思います。
生活コストの低い地方での生活は、給料がそのままで、仕事ができるのであれば、その分、かなり、余裕ができるので、都市での暮らしよりも、豊かな生活ができるのも魅力の一つだと思います。
最近の若い世代は、仕事で出世して、多くの収入を得るという生き方よりも、自分のペースで働くことができて、それなりに余裕の持てる生き方を選ぶ人のほうが多いように思いますが、リモートワークが定着したことにより、そんな生き方も現実的になっています。
もちろん、すべての職種でリモートワークができるだけではないので、今のところ、旧来の働き方を選ぶ人のほうが多数派だと思いますが、もう少し時代が進めば、新しい生き方として、少しずつ、定着していくように思います。
地方や田舎は、都市に比べて、刺激が少ないので、退屈に感じる人にとっては、向いていないと思いますが、すでに、移住者のコミュニティがあるところは、比較的、住みやすいし、意外と、都市生活よりも、楽しいと思える場所もあると思います。
地方は、その土地ならではの、おいしいものがあったり、地元の人しか知らない面白い場所があったりと、新たに、コミュニティを開拓できる人にとっては、旅をするように生活ができて、逆に、刺激も多い気がします。
旅をするように、仕事をするというと、自由で気楽な気もしますが、その分、人からの信用を得る必要があるので、自律的な行動ができないといけない難しさはあります。
会社や組織に所属していると、ストレスを感じことも多いですが、自由に仕事ができるということは、それだけ、自分で考えて行動しないといけないので、それは、それで、別のストレスがあります。
ただ、自由に仕事をしたほうが、高いパフォーマンスを発揮できる人にとっては、新しい働き方のできるということは、どこにいても、活躍するチャンスがあるので、逆に、大きな可能性のある時代だと言えます。
最近は、ティール組織という言葉もあり、個人が自律的に行動して、横の人間関係で繋がりの中で、仕事をするのが理想と考え方もあるようですが、ある程度のスキルがあって、コミュニケーション能力の高い人は、人との繋がりさえ持つことができれば、どこにいても、仕事ができるので、地方では、逆に、そういう人を活用することで、地方の活性化にもつながるので、どちらにとってもメリットがあります。
今の日本は、優秀な人ほど、海外に出ていってしまうのが、現実だと思いますが、地方でも、自由に働くことができて、自分の実力を発揮する機会が大きければ、そちらを選ぶという選択肢もありだと思います。
田舎や地方で暮らすのは、昔に比べて、ハードルが低くなっているのが現実だと思いますが、魅力的な人を集めることで、その地方の魅力にもつながるので、そんな人が集まる場所にするのが、地方創生の一番の近道かも知れません。
自由さな気風があって、人との距離を持ちつつ、繋がりを持てる場所というのは、居心地が良く、魅力に感じるところだと思いますが、魅力的な人が集まる場所には、さらに、魅力的な人を惹きつけるものだと思います。
自由に働くことができて、好きなところで、仕事ができる人にとっては、都市生活以外にも、色々な可能性の多い時代だと思います。
都市で生活をしつつも、たまに、地方で生活したり、逆に、地方に拠点を置きつつ、たまに、都市生活を楽しんだりと、色々な選択ができるのは、幸せな時代だと思います。
まだ、人に知られていないだけで、面白い地方や田舎もあると思うので、そんな場所を開拓するのも楽しいかも知れません。
地方に移住というと、色々とハードルがありましたが、テクノロジーの進化によって、そのハードルが低くなった分、これから、地方で暮らしたい人にとっては、いい時代になっているのだと思います。