今年も残すところ、あと、1週間弱になりました。
毎年、年末になると、慌ただしく、感じるものですが、ここ数年続いたコロナウィルスの影響は、今年は、ようやく、慣れもあって、コロナ前の年末のような雰囲気になっているように感じます。
年末年始は、里帰りをしたり、海外に旅行に行ったりという人で、にぎやかなものでしたが、今年は、そろそろ、昔ほどではないにしろ、人の動きが戻っていくはじめの段階になるように思います。
ここ数年の経緯を考えると、個人的には、すでに、コロナウィルスもインフルエンザ程度のレベルの感染症という認識になりましたが、世の中の大半の人にとっても、あまり、口には、出しませんが、そういう認識の人のほうが、多いように思います。
人とできるだけ、接触しないような生活は、ある意味でストレスが減ったとも言え、ある意味で、大きなストレスだったと思いますが、コロナ後の世界においては、無駄だと感じていた人との対面での接触が減ることで、逆に、人と接することのポジティブな面を増やすことにもつながっているように思います。
飲食店にとっては、ここ数年は、とても、大変な時期が続いていたと思いますが、今年の年末は、忘年会が復活しつつあるようで、元には、戻らないにしろ、新しい形で、習慣だったものが復活するのは、いいことなのだと思います。
昔のように、大人数で、集まるというより、少ない人数で集まり、楽しむという行動は、すべての人にとって、楽しいものではないかもしれませんが、そういう集まり方が普通だという行動様式ができたことで、もともと、大人数で楽しむこと以外の選択肢ができたことは、そちらを選びたいと思っていた人にとっては、いいことです。
コロナの影響といえば、大企業を中心にリモートワークが普及したこともポジティブな面とネガティブな面の両面あり、最近では、昔のように、出社を義務付けるような会社も出てきたりと、いい部分は残しつつ、昔のような対面での仕事のポジティブな部分も再認識されたように思います。
それは、個人個人、向き不向きもあるので、一人で仕事をしたほうがパフォーマンスの上がる人は、引き続き、リモートでの仕事をして、集団で仕事をしたほうが、パフォーマンスがあがるという人は、オフィスでの仕事をするという方向になっていくのではと思います。
リモートワークの普及という意味で言えば、ネット環境さえあれば、仕事をできる人が、田舎に移住したり、軽く旅行をしながら、仕事をしたりというライフスタイルも新たに生まれて、別荘の需要も、ここ数年、増えていたように思います。
ただ、別荘とは言っても、本格的な別荘というより、地方の中古の別荘だったり、家の敷地に、仕事をする最低限の快適なスペースとしてのような小屋のような建物が人気だったりします。
自宅で、仕事をするとなると、普段の生活との境界線が持てず、逆に、ストレスを感じる人も多いように思いますが、小屋のようなスペースは、子供時代の秘密基地のような感覚もあって、趣味を楽しむ場所兼、仕事をする場所として活用する人も多いようです。
実際のところ、一人で仕事をしたほうが、はかどるという人は、プログラマーやウェブデザイナーといった仕事か、高度な認知能力が必要な人になると思いますが、ひと昔前では、ミュージシャンやアーティストのような人しかできなかったような生活ができるようになったことで、クリエイティブなことを仕事にする人にとっては、新たな時代に入っているといえるように思います。
実際に、田舎に移住するとなると、いろいろと乗り越えないといけないハードルがありますが、旅行をするように、仕事ができるようになれば、ストレスの多い環境から離れて、たまに、自然の多い場所などで、仕事をすることで、より、効率的で、質の高い仕事にもつながるのではないかと思います。
別荘のような静かで、集中できる環境は、クリエイティブな仕事をする人にとっては、仕事をする上で、ポジティブな面は多く、アマゾンなどでのネットでの買い物が容易にできる時代においては、そういう環境に身を置きながらの生活もかなり、簡単になったといえると思います。
こういうライフスタイルができる人は、限られたスキルを持った人だけではありますが、これから、さらに、ITの技術が進化することが考えられるので、自由な働き方と同時に、プライベートの時間の変化など、いろいろな可能性を考えられる時代に入っているのだと思います。
個人的には、つい最近、2010年に入ったばかりのような気持ちでしたが、来年は、2023年と、ちょうど、干支が一回りする間に起こった世の中の変化は、本当に、目まぐるしいものがあり(スマホの普及と通信速度が高速したことによる変化は、特に、大きかったと思います)。
来年が、どんな年になるのか、今のところ、想像もつきませんが、世の中の変化が速い時代においては、とりあえず、全体の流れのようなものを見つつ、自分のできることをしながら、着実に、生活をしていきたいと思います。
ここ数年は、いろいろと、ネガティブな要因もありますが、いつの時代も、不安はつきものなので、我慢の必要な時は、我慢をしつつ、日々の暮らしの中で起こる、小さな幸せに感じることを大切にしながら、生きていけたらと思います。