最近、テレワークなどで、在宅勤務のできる人が増えたことで、自分だけのスペースを作るために、簡単な別荘だったり、家の敷地に、小さい小屋を建てたりといった需要が増えているようです。
自宅内、一人になれる「小屋」人気…隈研吾さん設計でも300万円程度で販売
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210120-OYT1T50120/
「コロナ疎開」、首都圏近郊の中古住宅に問い合わせ急増
別荘というと、ひと昔前までは、富裕層のための贅沢な買い物というイメージでしたが、最近は、最低限の機能だけを備えた快適なスペースとしての別荘を求める人が増えているように思います。
バブル時代は、ゴルフ場やスキー場など、リゾートブームに沸いた時代もありましたが、最近は、現実的に、仕事場も兼ねた快適なスペースとしての需要という意味合いが大きいように思います。
軽井沢や箱根などの別荘地に行けば、今も、富裕層のための場所という感じはありますが、リモートワークなどで、自由な働き方ができる人にとっては、都会と田舎の二拠点生活をすることも現実的になっているので、ある程度、便利さもありつつ、快適で、仕事もできる場所は、人気になっています。
最近は、別荘や古民家などの中古物件の需要も多くなり、一部の専門サイトなどでは、実際に、売買が行われているようですが、中古物件には、ピンキリがあるので、注意する必要があります。
安価な物件ほど、アクセスするのに難があったり、状態が悪かったり、古い設備を交換したりするコストがかかるので、意外と、高い買い物になってしまいます。
特に、バブル時代に、不動産屋が主導で作ったような物件は、作りが良くないものなどもあるので、注意が必要です。
ネットで、色々と情報は調べられる時代ですが、もし、実際に、購入を考えるとなると、複数の物件を見て、決める必要はあると思います。
最近は、親からの相続によって、物件を持てあましている人などもいて、安価に購入できる物件もありますが、安価なものは、設備が古かったり、雑な作りだったりと、あとあと、直す部分が多くて、逆に高くつく場合も多いです。
物件を選ぶポイントは、一概には言えませんが、建物の作りがしっかりとしていることと、直前まで、人が住んだり、利用したりしていたところは、比較的、痛みも少ないので、リスクは少ないように思います。
別荘地では、井戸水を使っていて、管理費が掛かる場合も多いので、その確認も必要ですが、快適に生活をするには、高速でインターネットがつながるのか、他にも、色々と考えるポイントは多いです。
本当に、安い物件だと、車一台買うよりも安く購入できたりしますが、その分、アクセスが悪かったり、修繕費が掛かる場合が多いので、覚悟はしておく必要があります。
状態が悪くても、時間をかけてDIYで自分たちの好きなように、作り替えていくというのも一つの手段で、それは、それで楽しいものだと思いますが、なかなか、手間と時間がかかるので、趣味として楽しめる人でないと、なかなか、難易度は高いです。
ユーチューブなどで、DIYでリフォームをしている動画などを見ると、楽しそうに思えますが、実際に作業をしてみると、思った以上に大変なので、ある程度、覚悟が必要です。
快適に生活したいだけなら、水回りを新しいものに変えるだけで、十分、現代的で、快適な生活はできるので、そこだけのリフォームなら、それほど、コストもかからないので、それが、現実的な方法だと思います。
最近は、ネットを使って、色々な物件を探せるようになったので、質の良い物件に巡り合う可能性もあるので、実際に、気になる物件があれば、実際に、現地まで、足を運んでみるのをおすすめします。
田舎の不動産屋を当たると、ネットでは出ないような、掘り出し物のような良質な物件を持っていたりするので、気に入った土地があれば、現地の不動産屋を尋ねてみるのも一つの方法です。
リモートワークが普及してきたとは言え、今のところ、実際に、そういう自由な働き方のできる人は、少数派だと思いますが、自由に働き方の選べる人が増えれば、それだけ、人生の選択肢も増えるので、若い世代にとっては、いいことだと思います。
魅力的な場所に、魅力的な人が集まり、そこから、魅力的な仕事が生まれるというのが、地方の描く、一番、いいシナリオだと思います。
地方には、色々と、先進的で面白い取り組みをしている人や自治体などもあるので、興味のある人は、調べてみると面白いと思います。