新年が明けて、今年、はじめての雪の一日になりました。
今日は、昼間でも、気温が上がらず、寒さの厳しい一日になりましたが、最近の世界情勢の中で、光熱費が上がっているので、光熱費が気になる人は多いように思います。
最近の住宅は、断熱性が向上しているので、昔ほど、寒さを感じることはなくなったように思いますが、それでも、欧米諸国と比べると、断熱性能が物足りないのが現状なので、もっと断熱性の向上に対して、意識が必要な気がします。
断熱性の高い家に住む利点は、光熱費が節約できて、エコな暮らしができるということもありますが、寒さによるストレスが軽減できて、健康にとってもいいことも大きいです。
特に、高齢になると、毎年、ヒートショックで、亡くなる方も多く、夏の熱中症以上に、健康被害が大きいのが現実です。
これは、統計データでも明らかですが、熱中症は、温暖化の影響もあって、ニュースとしてのバリューの大きさがあって多くのメディアが取り上げるのに比べて、それよりも何倍も深刻な冬のヒートショックに対しての報道の少なさには、問題があると感じます(ヒートショックは、障害が残ったりして、介護が必要になることも大きな問題です)。
健康寿命を延ばすには、断熱性の高い家で、できるだけ、温度差が少ない家に住むというのは、ある程度のデータで証明されていますが、住まいでストレスを感じることが少なくなれば、それだけ、家族との人間関係も良くなるので、そういう意味でも、重要なことだと思います。
断熱性を向上させるには、既存の窓に内窓をつけるのが一番簡単で、安価な方法になりますが、いまいち、一般の方には、情報として伝わっていないのは、残念に感じるところです。
高齢な人ほど、古い断熱性の低い家に住んでいるのが現状だと思いますが、こういうリフォームをするだけで、健康被害を減らせられるので、マスコミや政府は、もっと、積極的に情報を発信してもらいたいものだと思います。
光熱費ということで言えば、最近は、薪ストーブを暖房として使う家も増えていて、自分が住んでいる地域は、田舎ということもあって、新しく家を建てる人は、薪ストーブを備える家が目立つようになってきました。
薪ストーブや暖炉というと、少し、高級なイメージがありますが、薪自体は、間伐材などを利用したものなどもあり、比較的、安価に手に入るので、冬の光熱費の節約になります。
実際に、薪ストーブは、普段の生活の中に、非日常感を持てるので、実際の暖かさ以上に、心理的な効果もありそうですが、最近は、断熱性の高い家に、薪ストーブを備えることで、エアコンや他の暖房器具を使うことなく生活できるというのは、節約をしつつ、贅沢感もあって、色々とメリットは大きいです。
最近のライフスタイルの変化で、できるだけ、自然に近いものを取り入れたいという人も増えていますが、薪ストーブの炎を眺めながらの家族団らんの一時というのも、そういう時代の流れの中から生まれているものだと思います。
最近は、薪ストーブの需要も増えているので、昔に比べて、性能面でもコスト面でもコストパフォーマンスが良くなっていますが、薪ストーブがあることで、精神的にも暮らしが豊かになることを考えると、初期投資以上の効果が期待できます。
薪ストーブは、煙突のメンテナンスなど、少し、面倒な部分はありますが、上質な暮らしを体現できるという意味では、それほど、高いものではないと思います。
実際に、薪ストーブを使っている人に話を聞くと、自然で柔らかな暖かさは、リラックス効果が高くて、寒い日に使うのが、逆に、楽しみだと言います。
薪割の作業も含めて楽しむことができれば、魅力は、大いにあると思うので、興味のある人は、薪ストーブのある生活を楽しんでみてください。
1月も終わりに近づいてきましたが、あと、1月半ほどは、寒い日が続くと思うので、そんな寒い時期も楽しく過ごしたいものだと思います。