今年は、大河ドラマで、徳川家康が主役ということもあり、観光地としても、愛知県が注目されているように思います。

愛知は、トヨタを代表とする工業が中心の街なので、そのイメージが強いように思いますが、山や海などの自然があって、県外の人からすると、意外と、多様性に富んだところだと思います。

中心の名古屋市は、日本有数の都市でもありつつ、退屈な街認定をされていて、いまいち、地味な印象がぬぐえませんが、名古屋飯と言われる独特の食文化や喫茶店のモーニングなど、色々と楽しめるポイントは多いです。

去年、オープンしたジブリパークの影響で、すでに、県外からの旅行者が増えていると思いますが、ジブリブランドは、海外での影響も大きいので、海外からの観光客を呼び込むことも予想されます。

ようやく、旅行者のビザを緩和したばかりなので、今のところ、それほど、多くの旅行者が訪れているわけではありませんが、コロナが落ち着きを見せて、LCCなども復活すれば、アジア諸国を中心とした旅行客の増加が見込めます。

今までも、名古屋空港からの直行便の影響で、アジアからの旅行客は多かったのですが、観光としてのイメージが無かったことで、愛知県は、一泊だけで素通りされていたのですが、観光の目玉ができたことで、色々と他の地域にも波及効果が期待できます。

愛知県には、古い町並みが残っているところなどもあり、意外と、観光してみると、風情を感じられる場所も多いのですが、瀬戸物で有名な瀬戸市などは、ジブリパークからも近く、古い建物も多く残っているので、陶芸体験とセットで、観光客を呼び込むこともできるようになるかも知れません。

今まで、愛知には、観光のイメージはありませんでしたが、犬山城や岡崎城など、元々、観光資源はあるので、それをうまく、アピールできれば、観光地としての愛知というイメージもできてくる可能性もあります。

元々、食事文化には定評のある場所なので、飲食店の活性化にもつながるように思いますが、宿泊する人口が増えることを考えると、古い建物をリノベーションした宿泊施設などを新たに作ったりと、若い人にも、色々とチャンスが生まれるように思います。

愛知県は、閉鎖性の強い土地柄ですが、自分たちにも気づいていない魅力は大きいと思うので、外から、人を入れることで、新たな魅力の再発見にもつながるように思います。

建築という面では、新しいものを作るよりも、古い建物を活かして、新たな価値を作るというのが、街の魅力を残すという意味でも大きいように思います。

今年は、コロナ明け元年となる年だと思いますが、色々な変化とともに、チャンスも多いと思うので、新しいことに挑戦したい人にとっては、いい機会になると思います。

しばらく、停滞感が漂う日々が続きましたが、今年こそ、活気を取り戻すチャンスになると思うので、多くの人が、ポジティブなマインドで、挑戦する一年になれば、日本も元気を取り戻せるのではと思います。