「寒い冬、暑い夏。もっと快適な家で暮らしたい!」 そんな願いを叶えるために、断熱リフォームが注目されています。家計の節約から健康への配慮まで、断熱リフォームのメリットをご紹介します。
1. 省エネ効果
1.1 光熱費の削減
年間の光熱費の約4分の1は冷暖房によるものです。
高断熱の家は、年間の冷暖房費用を約3分の1以下に抑えることができます。
高断熱住宅では冷暖房機器の使用時間や使用頻度が減り、修理や買い替えなどの出費も抑えられます。
2. 健康効果
2.1 快適な室温
断熱性が高い家では外気の影響を受けず、室内を快適な温度に保つことができます。
ヒートショックや熱中症のリスクを軽減できます。
突然の温度変化による「ヒートショック」は脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす原因となりますが、高断熱住宅では防止できます。
2.2 清潔な住環境
高断熱・高気密の住宅では計画換気で効果的に空気を入れ替えることができます。
湿度の高い場所でカビやダニの発生を抑えられます。
2.3 家を長持ちさせる
結露によるカビや壁の腐食を防ぎます。
内部結露も防止でき、家全体が長持ちします。
高断熱性は、快適な住まいと健康に直結する重要な要素です。
具体的な断熱リフォーム工事の方法
1.窓の断熱リフォーム: 窓は熱の逃げ道となりやすい部分です。断熱サッシへの交換や内窓の追加、ペアガラスへの変更などを検討しましょう。
2.床暖房の取り付け: 足元から暖かさを感じる床暖房は快適です。既存の床の上から取り付ける方法もあります。
3.浴室への暖房器具の取り付け: 寒い浴室を暖かくするために、暖房器具を設置しましょう。
4.床下への断熱材の設置: 断熱材を床下に追加することで、室内の温度を安定させます。
5.壁の断熱リフォーム: 外壁または内壁を解体して断熱材を設置する工法です。外壁リフォームと同時に断熱も行えます。
6.ユニットバスへの交換: 在来浴室からユニットバスに変更することで、寒さを軽減できます。
7.ドアや窓周りの隙間風対策: ドアや窓に隙間風が入らないようテープやシールを貼ることで、冷気の侵入を防ぎます。
8.天井裏や壁内部への断熱材追加: 大規模なリフォームであれば、天井裏や壁内部に断熱材を追加することで効果的です。
9.カーペット敷き替え: 床面にカーペットを敷くことで足元が暖かくなります。
10.エアコンフィルター交換: エアコンフィルターを定期的に交換して効率的な暖房を保ちましょう。
具体的に工事にかかる費用などについて
1.窓の断熱リフォーム:
費用: 約10万円からサッシ交換、約8万円からカバー工法(既存サッシに新しいサッシを重ねて施工)
工期: サッシ交換は約1日、カバー工法は約半日
具体的な方法: 断熱サッシへの交換や内窓の追加、ペアガラスへの変更
2.床暖房の取り付け:
費用: 既存床上から約6,000円/㎡、床材解体で約1週間
具体的な方法: 電気式または給湯式の床暖房を設置
3.浴室への暖房器具の取り付け:
費用: 依頼内容により異なる
具体的な方法: 暖房器具を浴室に設置して寒さを軽減
4.床下への断熱材の設置:
費用: 約6,000円/㎡、床材解体で約1週間
具体的な方法: 床下に断熱材を追加して冷気侵入を防止
5.壁の断熱リフォーム:
費用: 内側から約1万円/㎡、外側から約3万円/㎡
工期: 内側から約1週間、外側から約2週間
具体的な方法: 外壁または内壁を解体し、断熱材を設置
6.在来浴室(タイル風呂)からユニットバスへリフォーム:
施工費用例: 約76万3000円(工事込み)
工期: 約1週間
内容: 解体撤去、土間打ち工事、窓開口工事、給排水工事、設置費など
7.給湯器の入れ替え(浴室リフォームに併せて):
施工費用例: 約12万円(工事込み)
内容: 16号追い焚き機能付のガス給湯器の交換
断熱リフォームは、快適な住まいと健康を手に入れるための鍵です。寒い冬も暑い夏も、家の中は心地よく、エネルギー効率も向上します。家族の笑顔が増え、住まいがより愛おしく感じられることでしょう。